厚生労働省内で8日にあった、心臓病の児童が心臓移植を受けるための募金への協力を呼びかける記者会見の内容が、虚偽だったことが9日分かった。会見を開いた東京都内の女性(36)が虚偽を認めて謝罪した。会見の内容は、一部の新聞やテレビなどですでに報道されていた。
救う会を発足して募金を募るのは、そこまで
珍しくありませんが、ここまで大々的に
「ウソでした」と報道されるのは、中々珍しいです。
もちろん純粋に救いたいっていう気持ちで
募金を募る人が大半だと思いますが、扱う金額が
大きすぎるだけに、こういう事件が出てくるのも
何となくうなずける話です。
ただ冒頭の事例は、患者さえ存在しないような
全部をウソで塗り固めるお粗末なものだったので
もっと狡猾にお金だけを収集する団体も
少なからず存在すると思います。
例えば、患者は存在して募金も募ったのに、
結局ダメでした、という段階で有耶無耶にして
そのまま雲隠れするといった感じでしょうか…。
あとは、そういった慈善事業を活動目的とする
団体でも、着服のような不祥事は稀に発生したり
します。
こういう団体は、発足当時は創始者が本当に
善意のみで作って、それに賛同した人が続々と
集まって大きくなるものだと思いますが…
やはり入ってくる人がすべて同じ考えであるとは
限らないものですからね、途中で魔がさしたり
モノの考え方が変化したりして、悪事を働く人も
少なくないのだと推測します。